北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

ようこそ北海道美術ネット別館へ Ver2

2045年08月09日 11時02分00秒 | 初めての方へ
 札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。  ほぼ毎日更新しています。  2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。    東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む

■第13回石狩美術協会展 (2024年9月15~22日、石狩)

2024年09月21日 16時47分41秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 8年ぶりに石狩美術協会展におじゃましました。   石狩市は札幌の北隣にある人口5万7千人のマチです。  もともとは石狩川河口でサケ漁などで栄えましたが、1960年代以降は札幌のベッドタウンとして発展し、93年には役場(市役所)も川沿いの旧市街から札幌にほど近い住宅街のほうに引っ越してきました。  96年に市制施行。2005年には石狩市、厚田村、浜益村が合併し、日本海に沿って縦に長い市域となりま . . . 本文を読む

■瀬川葉子個展 透明小箱 森の落とし物 (2024年9月10~22日、札幌)

2024年09月21日 09時34分50秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 およそ20年ぶりに制作・発表を再開したのが2010年。  それ以降の瀬川葉子さんの精力的な活動ぶりには目をみはるものがあります。  とにかく巧いし、手法は独特だし、質量ともにたいへんな仕事だと思います。  会場にあった略歴によると瀬川さんは1954年生まれ。  「特美」の略称で知られ多くの作り手を輩出した北海道教育大札幌校の特設美術過程を卒業しました。  瀬川さんの作品は抽象絵画といえますが . . . 本文を読む

■第45回北海道現展 (2024年9月17~22日、札幌)

2024年09月20日 16時59分00秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 現展は現代美術家協会の略称ですが、いわゆる現代アートの団体公募展ではなく、平面、写真、立体、工芸の各部があります。  今回は、東京の国立新美術館で開かれた第80回現展に出品した道内作家をはじめ、本部からの賛助出品、盛岡など在住の道内出品者、現展の岩手・北海道作家を中心とした「AXIS NORTH」の出品者ら、多彩な顔ぶれの18人が参加しています。  冒頭画像、右側は細川久美子さん(札幌)「IR . . . 本文を読む

越後湯沢を拠点にする●大地の芸術祭2024への旅(6)

2024年09月20日 07時59分59秒 | 越後妻有・大地の芸術祭2006/2024
(承前)  国内最大級のアート・イベント「 越後妻有 (えち ご つ ま り)アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」の会場は、新潟県十日町市と津南町です。  越後湯沢(新潟県湯沢町)は会場ではありません。  地図を見るとわかると思いますが、首都圏から鉄路で訪れる人は、上越新幹線を越後湯沢で降り、在来線の上越線に乗り換え、さらに六日町駅(南魚沼市)で「ほくほく線」に乗り換えて、メイン会場のある十日町 . . . 本文を読む

2024年9月16日から19日まで

2024年09月19日 20時04分47秒 | つれづれ日録
 9月16日(月)  夕べおそく、3泊4日の旅から帰ってきたわりには元気に早起きしたので、思い切って室蘭に「鉄と光の芸術祭」を見に行こうかと思いましたが、自重して自宅で休憩していました。  17日(火)  午後から自家用車を出し、黒い森美術館に白濱雅也木彫作品展を見に行きました。  18日で終了。別項で紹介済みです。 ■白濱雅也木彫作品展「もう森には帰れない」(2024年9月9~18日、北 . . . 本文を読む

長岡のバスに乗って●大地の芸術祭2024への旅(5)

2024年09月19日 07時59分24秒 | 越後妻有・大地の芸術祭2006/2024
(承前)  常設展示は見る時間がありませんでした。  「日本が見たドニ|ドニの見た日本」はすばらしい展示でしたが、なんと、会場には他の客がだれもいませんでした。  すいている美術館は何度も体験していますが、1時間いて最初から最後まで完全にひとりぼっちというのは記憶にありません。  首都圏から新幹線に乗って見に行く価値のある好企画なのに…。 たくさんの人に見てほしいなあ。    美術館の前にある . . . 本文を読む

■日本が見たドニ|ドニの見た日本 (2024年8月27日~10月20日、新潟県長岡市)=大地の芸術祭への道(4)

2024年09月18日 18時52分53秒 | 道外で見た展覧会
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■白濱雅也木彫作品展「もう森には帰れない」(2024年9月9~18日、北広島)

2024年09月18日 09時25分34秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 東京から帯広を経て十勝の豊頃町に移ったのちも精力的な活動を続けている白濱雅也さん。  今春には1年間の期限つきながら突然礼文島に転居して周囲を驚かせました。  個人的には絵画やポップな立体造形のイメージが強い白濱さんが木彫だけの個展を開くのは意外な感じがしました。  ただし、札幌国際芸術祭(SIAF2017)の関連プロジェクトではクマのお面のような木彫を発表していますし、本郷新記念札幌彫刻美術 . . . 本文を読む

新潟県に入る●大地の芸術祭2024への旅(3)

2024年09月17日 20時22分43秒 | つれづれ日録
(承前)  トキエアが新潟空港に着くのは午後2時。  もう少し早めに着いたら、新潟で用事を足せて便利です。  ですが、そもそもトキエアは新潟の人のためにある航空会社です。  新潟から出発して札幌や東京で用を足せるようなダイヤ設定になっているのは、やむを得ないでしょう。      新潟空港も、タラップを降りて徒歩でターミナルビルに入ります。    ターミナルビルの中は近代的です。  空港か . . . 本文を読む

プロペラ機は楽しい●大地の芸術祭2024への旅(2)

2024年09月17日 07時29分00秒 | つれづれ写真録
(承前)  新潟行きのトキエア「TOK/BV102」便は定刻より15分遅い0時半に丘珠空港を出発しました。    何が楽しいといって、丘珠空港を出て南に向かう飛行機は、札幌の上空を通過するわけです。  札幌に長年住んでいますが、その上を飛ぶ機会はめったにありません。まるで遊覧飛行です。    新千歳空港は札幌から南に離れているので、大半の路線は苫小牧などの上空を通ります。  離陸直後はだいたい、 . . . 本文を読む

丘珠空港●大地の芸術祭2024への道(1)

2024年09月16日 08時05分25秒 | 越後妻有・大地の芸術祭2006/2024
(承前)  2024年9月12日。  3泊4日の旅に出発です。  目的地は新潟市ではなく、新潟県の十日町市と津南町です(ただし宿泊は越後湯沢)。  今回、先ごろ北海道の航空便に参入した「トキエア」に乗ってみることにしました。  所有機材はプロペラ機2機のみという新顔ですが、新千歳ではなく、丘珠から新潟に行けるというのがユニークです。    筆者は、丘珠空港には何度か行ったことがあります(以前、 . . . 本文を読む

中江紀洋「原田康子文学碑」ー釧路の野外彫刻(55) 2024年夏の旅(18)

2024年09月15日 13時42分00秒 | 街角と道端のアート
(承前。54はこちら)  幣舞橋の南側の斜面に大きな時計がありますが、その上はぬさまい公園(幣舞公園)になっており、そこにある彫刻は紹介済みです。  次のリンク先は、作者不詳の「花を持つ天使」など。 ぬさまい公園で(釧路の野外彫刻 47)。遠軽→北見→釧路。2021年10月9日は3カ所(7) - 北海道美術ネット別館(承前)釧路の幣舞橋を渡り、出世坂を上ったところにあるぬさまい公園(幣舞公園 . . . 本文を読む

空は秋色

2024年09月15日 08時20分45秒 | つれづれ写真録
   今年の9月6日、雲のようすがおもしろかったので撮った写真です。  この日の札幌の最高気温は25.9度。  平年より少し高めでしたが、さわやかな1日でした。 . . . 本文を読む

■画家生活25周年記念 盛本学史絵画展 第一部 大作絵画展 (2024年8月2日~9月14日、旭川) 2024年夏の旅(9)

2024年09月14日 08時40分06秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
(承前)  会期終了間近なので、いったんアップします。  なお、この後の9月17日から24日まで 「画家生活25周年記念 盛本学史絵画展 第二部 盛本絵画の住人たち」 と題して、個展が続きます。  盛本学史もりもとさと し さんは旭川を拠点にする画家です。  学校の先生でしたが、若くして教壇を離れています。  この会場の「ピカソ画廊」を会場にした絵画教室を開き、肖像画なども手がけていますが、 . . . 本文を読む